※ 前回からのつづき
安定感のある走りで順調に周回を重ねるペアライダーの秋月選手、
1時間経過したあたりからタイムが徐々に下降気味ではあるものの
破綻の無い走りで確実にノルマをこなして行く。
そして交替まであと15分くらいの時でしょうか、レースが動きました。
同じチームから出場の大野選手のペアライダーの山田選手と、
トップのチームに何かあるとすれば
安田選手ではなく、おそらく神田選手のほうの転倒だと思うと告げていたんですが、
ウチのメンバーが陣取るピットの正面でその神田選手が転倒、
直後を走っていた選手にモロにはねられたのです。
このアクシデントにより、約15秒差の2位につけていた大野選手がトップにたちました。
こういう展開になると、自分の成績もですがやはりチームメイトの優勝も気になります。
ちなみに神田選手、病院に行かれましたが無事でした。
その後予定通り、1時間20分走りきって秋月選手がピットに帰ってきました。
ウチは無給油と決めていたので即エンジン始動で発進します。
TZMでの自身初レース、まずはマシンに慣れることが重要と、抑えて走ります。
周回を重ねていって、15秒台から14秒台、そして13秒台と確実にペースが上がります。
そんな時にチームメイトの湯島選手を発見、バトルを楽しみました。

他のメンバーにも遭遇するたびになんらかのゼスチャーをしました。
ライバルチームの知人とも走りながらエールの交歓。
こうしてムキにならず、楽しみながら走ればミスが減ると思って
自分でそういう事をしようと作戦を立てていたんです。

レース終盤になって、12秒台が連発で出始めました。
秋月選手のタイムが12秒3だったので上出来です。
しかし乗れてくると攻めるのが楽しくなるのがあたりまえ、
ホームストレートでピットクルーに対し、近いペースのバイクの背後で
「首切りポーズ」してしまいました。
次の周にはピットクルーから「抑えろ」のゼスチャーが返ってきました・・・。
イケイケで走った結果、TZMでの自己ベスト12秒000が出ました。
ゾロ目マニアとしてはこのタイムはなんか嬉しいです。
しかし攻め続ければ当然のように体に疲労が溜まります。
残り5分ほどで体力が赤信号状態に。ペースも一気に15秒台に落ちました。
そんななか、実は入賞圏内の6位を走っていながら
PITではUPサインを出さないようにしていたようです。
迫ってくる7位・8位のバイクは驚異的速さで、知らせるとこちらがムキになって
自滅してはいけないとの配慮だったようです。
タイム差もありますが、こちらも疲労困憊でどうにもならなかったですけど・・・。
TZMもガス欠症状のような感じで一瞬グズついたりしていたので
直線では燃料コックをいつでもリザーブに出来るように準備していました。
インフィールド走行中にチェッカーが用意されていたのが見えたので
ラスト1周は丁寧に走りました。
そして最後の直線。
入賞した訳でもないのに両手ガッツポーズでチェッカーをうけました。


レース終了後、主催者から発表されたリザルトを見たらクラス8位。
秋月選手と組んでの通常形態での耐久で、初のシングルです。
6月の駅伝耐久3位も嬉しいですが、参加者が倍以上のレースで
この結果もまた嬉しかったです。
次回は更に上を目指して頑張ります。
チーム順位
ゼッケン9 大野・山田組
(ホープスレーシング+パスパス) SPクラス優勝 / 総合4位
ゼッケン7 秋月・宮田組
(ReアキタカタPUSPUS RT) SPクラス8位 / 総合15位
ゼッケン5 中島・酒井組
(PUSPUS RACING) SPクラス21位 / 総合29位
ゼッケン6 湯島・箱上・今吉組
(PUSPUS RACING) SPクラス27位 / 総合37位
ゼッケン8 貴田・山肩組
(ハイカロリーズ+パスパス) GPクラス9位 / 総合45位
※写真提供・・・秋月さん・金澤さん
今回のレースの写真をたくさん撮られた方に、webアルバムを作っていただきました。
webアルバムのURL
http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/2008093009c55d5f22b24a5af42ffab118c63f430/648311418558590221 ※webアルバム画像提供・・・楽々亭様
http://rakuraku-tei.com/
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