年に一度の過酷なレース、五時間耐久レースに挑んできました。
開催場所は広島県内で最も本格的なコース・TSタカタサーキット。
チームメイトはタケチャンマンさん&
DANさん。
三人での出場は初ですが、私とDANさんがそれぞれタケチャンマンさんとは
コンビで耐久に出ているのでチームワークに不安はなし。
使用車両はタケチャンマンさんのNSR。
フリー走行ではオーナータケチャンマンさんが走って問題なしとの事ですが
初乗車のDANさんはリアブレーキに不安を募らせます。
その後私が乗ってみて特に問題は感じられませんでした。
本来ならもう一人、H川君が走る予定が体調不良でキャンセルとなり
急遽私がスタートライダーを務めることに。
かなり久々のスタートライダーですが、まぁなんとかなるでしょうと軽く引き受けましたが・・・。
スターティンググリッドは二番目なのでホールショットが狙えます。
PPの44番
からあげクン、朝のかき氷ありがとうございました!
ぶつからないように右から乗りますねと確認しておきました。

10:15 シグナルがレッド点灯から消灯しスタート!

中年ジジイとは思えないダッシュで、写真で見る限りこの時点でトップw
はい、見せ場はここまで。
NSRにまたがりキック1発・・・かからん!
2発目でかかるも何台かに抜かれてスタート。
2コーナーを立ち上がって前を数えたら5台なので6位。
3コーナーで77番安芸組に抜かれるも4コーナーで44番からあげクンを抜き6位再浮上。
このまま1周・2周と電光掲示板に出る順位キープができ、前はずっと1番のお仲間O野君。
しかし3周目の2コーナーでアクシデント発生!
バンク開始に合わせるかのように、後ろからドスンとオカマを掘られて転倒です!!
相手は即転倒でしたがコチラは右足を下敷きにドリフトのように滑っていきます。
コレはある意味ラッキー。クラッチを握ったままエンジンを殺さず
滑走が弱まったところで自分はスライディング体制からバイクを逃し自ら起きて
すぐにバイクを起こしてリスタートがきれました。
バイクの損傷はないし、自分自身もちょっと足が痛い程度で走りには影響なし。
こうなればあとは無欲に着実に走って距離を稼ぐだけ。
ブランクがあったわりにペースは上がり、9秒台に突入。
タケチャンマンさんのマシンは自分のNSRと特性が似ているのか走らせやすいんですよね。

ペースが上がってくるとちょっとタイヤの挙動が気になりはじめました。
今回はBSのハードコンパウンドをはじめて使ってみたんですが
小刻みに跳ねながらスライドするように感じられました。
スパっといかないからコントロールはできるんですけどね。
コンパウンドのせいか、サスセットの問題か、今後の課題です。
30分を経過したあたりから、暑さにやられ始めてペースダウンを余儀なくされました。
それでも11秒台はキープし、持ち時間の50分を待ちます。
45分を経過し、ピットからのサインに「もう無理w」的に合図し48分くらいで交代。
セカンドライダーのタケチャンマンさんに託します。
本来ならここで小休憩をして、タケチャンマンさんの応援に回るべきところを
あまりの暑さにグッタリしてしまい、車のエアコンをガンガンに回して体を冷やします。
40分くらい休んでようやく動けるようになり、タケチャンマンさんの走りを見に戻りました。
ベストは9秒台前半まで出ていましたし、なかなか好調な様子。
ノルマの50分で様子伺いのサインを出してもまだイケル的に返ってきたので引っ張ることに。
結局55分走ってからのピットインとなり、そのまま1回目の給油5リットル。
実際には4.5くらいしか入りませんでした。
給油も終わり、満を持してチーム最速タイムホルダーのDANさんが出撃。
が・・・長い長い泥沼スランプの出口が見えないDANさん、やはり10秒が切れません。
先は長いので一旦車に戻り、エアコンの冷気で体をリフレッシュ。
携帯に
パスパスさんやH川君、
楽々亭さんからのメールが入っていたので情報を返信。
そして、前夜、生まれてはじめての発熱だった娘の様子を聞くために嫁さんに連絡。
そうこうしていると、腹具合が急速に悪くなりダッシュでトイレへ。
ま、まさか・・・朝のからあげクンチームからの差し入れかき氷か!
なんて訳あるはずもなく、たぶん急激に水分を摂り過ぎたせいでしょうねw
長時間のトイレピットインを済ませると、なんとタケチャンマンさんが準備してました。
もう私が走る時間が近いのに姿がなかったから準備してくれてました。
イケますよと準備を済ませ、DANさんの様子を見ると9秒台突入で調子は上向き。
ノルマの50分で「大丈夫?」とサインを出すと「大丈夫」と返ってきたのでプチ延長。
55分くらい走ってもらい、私のラスト走行枠。時間は13:00。
最も暑い時間帯ですし1本目でへばっていたので
タケチャンマンさんに「30分くらいでギブアップしたらごめんなさい」とコースイン。
直前にモニターで追うべき相手のゼッケンを覚えておきました。
「13と44」 この2台と6位入賞争いをしていました。
3周目くらいか、最終コーナー立ち上がりでピットインする車輌に塞がれて減速したところ
44番に抜かれてしまいました。
やべ!っとすぐに背後に付いて追走開始。
アベレージは44番さんがコンマ数秒速そうですがラップ遅れと絡んだりするので差が開きません。
10秒中盤~11秒前半あたりで追っていると、82番サバイバーさんのマシン発見。
ライダーは若かりし頃のチームメイト兼ライバルのタケオ君。コースで絡むのは15年ぶりくらいか?
ホームストレートで抜き際にケリを見舞い、2コーナーを立ち上がって手招き挨拶。
遊んでる余裕もないので44番さん追走を続け・・・
問題はこの後です。
この後の記憶は、何故かテントの下で苦しんでました。
手足が自由に動かせず、呼吸がうまくできません。
てっきりどこかでクラッシュし、コース外に運び出されたのかと思ってましたが
DANさんかな?誰かに「どこでコケた?」と聞いたら
「ちゃんと戻って来ましたよ」との返事が。
訳がわからぬままもがいていたら熱湯をかけられてるような感じになり・・・
これも実は更にホースがあるところまで運ばれて冷水をかけてもらったものの
下のアスファルトが熱で焼けていたらしくw

なんかよくわからないまま、上を見るといろんな人が集まっていて
たまたま参戦中のチームのピットクルーかなにかで看護師さんかな?がいらっしゃり
脈をとったり出来る限りの処置をしてくださったようで救急車の手配までしてくださったようです。
このあたりの事も、断片的というか、誰がいて誰と話したかとかよくわかってません。
ハコウ君や
気まぐれ工房さんもいたようで、色々としてくれたと後から聞きました。
救急車に乗せられて吉田病院に搬送されたあたりで頭がシャンとしてきました。
付き添いには
チームFLAGのFさんが来て下さり、点滴中にはレースが終わったばかりの
タケチャンマンさん、DANさん夫妻もかけつけてくれました。
点滴終盤には冗談が言えるぐらいに回復し、帰って良いことになりました。
聞いた話での推測では、2本目の途中から意識朦朧走行していたようで
とんでもなく遅いタイムで周回していたせいか30分程でピットからサインが出て
「もうダメ」と合図を送り無転倒で帰ってきて最後の給油もこなし
NSRから降りて倒れたと・・・。
多重クラッシュの原因とかにならなかったのがラッキーでした。
結局チームはSPクラス7位と入賞まであと一歩という結果でした。
私があんなことにならなければ・・・。
今回は自分の枠が終わってから写真を撮るつもりだったので1枚も走行写真がありません。
前の速報記事の写真は病院から車を取りにサーキットに帰ってから撮ったものです。
スタート写真は
立ちゴケ君からいただきました。
走行写真はDANさんとこからパクリましたw
このバスタオルを貸してくださった方を探しています。
たぶん応急処置をしてくださった看護師さんかな?

どなたか分かる方がいらっしゃいましたらメールかコメントで情報をお願いいたします。
洗濯はしましたが同等新品付きでの返却とお礼をしたいので・・・。
最後になりましたが多くの方にご心配・ご迷惑をおかけしたことを
この場でお詫び申し上げますとともにヘルパー業務や応援を中断して
応急処置をしてくださった皆様に御礼申し上げます。
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