今年の通常形式の耐久は今回で4回目。
ペアライダーは正妻?のような
DANさんなんですが、よく考えたら今年のこの形式でのタッグは2回目。
盟友であるやっさんを伴って朝7時20分頃にサーキット到着。さすがは山奥、肌寒かったです。
知り合いの方たちはほぼ揃っていました。
ピットはやっさんに誘ってもらって
TEAM FLAGのお隣に設営。これは後々大正解となります。
受付・車検と済ませて朝一のフリー走行に備えてNSRを暖機するDANさん。
が、ここで予期せぬトラブル発生。エンジンがまったく吹けません。
やっさんも巻き込んでキャブのジェット・プラグ・CDI・リードバルブとチェックして異常は発見できず。
燃料タンクとキャップも疑いましたがコレも白。
FLAGのK田店長がキャブを再チェックしてくれたらなんとタイヤカスが!
さすがはバイク屋さん、おかげさまでバッチリ快調となりました。
実はこの間、原因究明を諦めて自分のNSRをサーキットに持ち込んでもらえるよう
チームメイトのプーさんに緊急コールしていて、トラブル解消の時にはまさに家を出るところだったようです。
朝早くからお騒がせしてしまいすみませんでした><
また、このトラブルの影響でフリー走行はDANさんによる車番発信機のチェックのための1周のみとなりました。
しかしオプションの3本走行券を買っていたので、練習走行はできるので焦りはありませんでした。
そのオプション枠1本目の走行は、バイクの持ち主であるDANさんにお願いしました。
マシンは調子良いようでした。
2本目は私。DANさんのNSRには先月のうず潮さんの練習枠の時に軽く数周走った事があるのみ。
マシンの癖をチェックしつつ、とりあえず70秒中盤まで出して終了。
リアが硬い印象で、インフィールドでバイクが前に行きたがらなかったので調整してもらいました。
この頃に
気まぐれ工房さんが
私の依頼品を持ってきてくださいました。
3本目は半々での走行予定。用事で帰る直前の気まぐれさんと話をしつつDANさんを見守ります。
そして気まぐれさんが帰られたあと、DANさんが時間を間違えて、私が走れたのは2周。
アタックは1周しかできませんでしたが走りやすい特性になっていました。
昼ごろにはいつも写真撮影でお世話になっている
楽々亭さんが来られました。
決勝を前にDANさんと作戦会議。
ウチのチームはバイクの持ち主がスタートを務める決まりがあるんですが
DANさんはどうにもキックスタートの自信がないようで、今回は私が務める事に。
スタート職人の技、しっかり盗んでね、DANさん。
ブリーフィングも終わり、いよいよスタート進行。
ウチは2番グリッド。FLAGのやっさんはお隣のポールポジション。
元・全日本ライダーに走りでは太刀打ちできないですが、「スタートは勝つよ!」と宣戦布告。
舌戦が楽しいライバルの
立ちゴケ君は最後尾の38番グリッドスタート。
3分前・1分前・30秒前とボード掲示があって、緊張感が高まります。
そしてレッドシグナルが点灯。
・・・・・
消灯でスタート!

飛び出しでやっさんを完全にチギリました。
そしてキック1発・クラッチを繋いでロケットダッシュ!

しかしやっさんも好スタートで前には出られません。タイヤ半分くらいのリードを許してホールショットは譲りました。
しかしここで諦めません。
次の目標は1周目を電光掲示板に載る6位以内で帰ってくること。
3コーナーまでやっさんとワンツー態勢、4コーナーまでの直線でGPクラス1台に抜かれるも
なんとか粘って総合3位でコントロールライン通過。目標達成です。
こうなればあとはどこまで好位置をキープできるかの自分への挑戦です。
後でわかったんですが、2周目、リザルトでは1周目表記ですがこの日の自己ベストが出ました。
慣れない人のマシンで、2週間前に自分のマシンで出したコンマ2秒落ち、69秒5が出ていました。
この好走により、なんと2周目も総合3位をキープしました。
が、次の周からは速いGPマシンに一気に抜かれ順位を落とします。
それでもやっさんに次いでSP2位キープでしたが。

順調に69秒台を出しつつ時間を消化。20分くらい経っても入賞圏内のクラス5位の表示。
30分くらい経った頃でしょうか、クラストップを維持していたやっさんにラップ遅れにされました。
が、その直後の3コーナーに向かう直線でオイデオイデの合図が。
挑発か?と思いつつ追走開始。
4コーナーあたりで引っ張ってくれている事に気付く。

練習とは違い、レース中なのでどこまで引っ張ってくれるかわからないので必死についていきます。

心の中では「いかないで~」の声がw

引っ張ってもらって2周、シケインでミスしてしまいました。
縁石に乗ってリアタイヤが跳ねて、最終コーナーでコースアウト。
転倒は免れましたが大きくタイムロス。そしてコレにてレッスン終了となりました。
後で聞けばあの周、あのままいけば68秒8だったとの事。欲を出しすぎるといけませんね><
更に悪い事にタイムロスで順位は8位に落ちたようです。
ここからこのレースは悪い方に流れていきますが、その前にチョコッと楽しい出来事が。
ライバルの立ちゴケ君を発見です。
ホームストレートでPITのダンさんに「首切りポーズ」を出して追撃開始。
次の周だったでしょうか、4コーナーの突っ込み合戦を制してラップ遅れになっていただきました。
他のチームのバイクに引っ掛かったりしてペースが上がらなかったので立ちゴケ君もあまり離れません。
直線で「ついておいで」と合図しましたがジリジリ離れる立ちゴケ君。
サヨウナラ~。

↑立ちゴケ君の勇姿
レースはスタートから約50分。ダンさんとの交代まではまだ40分あります。
ここで3コーナーで多重クラッシュが目に飛び込んできました。
今回は旗振りで参加していたタケチャンマンさんがイエローフラッグを振っています。
転倒車がゴロゴロいたので当然のように3コーナーにはいつも以上に減速して進入。
が、一瞬、路面が黒いと思った瞬間にフロントタイヤのグリップがゼロに。
転倒車が吐き出したオイルに乗って転倒を喫してしまいました。
バイクのエンジンはかかったままでしたが、急いで引き起こしてブレーキチェック。
問題なしでしたが右のステップが上向きで固定されてました。
走りながらステップを蹴りまくって修正。そして自分のダメージは右腕のみの模様。
コース全周にわたってオイルが浮きまくっているのもあり、スロー走行で様子をみていました。
その後もアチコチでオイルによる転倒が続出しているにもかかわらず赤旗中断になりません。
トップを快走していたやっさんは早々にピットインして危機回避。
私は走りながらピットのDANさんに手でバッテンサインを出して、主催者のSさんを探しつつ走行。
4コーナーで状況チェックしていたSさんのそばで停車して、コース状況を伝える。
私「あちこちオイル浮いてて危ない、無理無理」
S「赤旗出した方がいい?」
私「赤旗お願いします」
S「わかりました」
こうしたやりとりを経て、ようやくレースは赤旗中断となりました。
ピットロードで車輌保管となり、DANさんと作戦会議。
私「危ないと思ったらリタイアでもいいよ」
D「わかりました」
手首と肘が痛かったのもあって、予定時間は消化してなかったんですが
とりあえず再スタートはDANさんにお願いしました。
やっさんチームもこの機にK田店長に交替のようです。
40分の中断ののち、その時点での順位で並んでローリングスタートとなりました。

再スタート1周目の5コーナー、SPクラストップに浮上していたFLAG2号車、T選手転倒。

やはり滑るのか?
DANさんは危険を察知したのかズルズルと順位を下げて、気付けばリスタート集団の最下位に。
その後もペースがあがりません。
逆にそんな危険な状況の中でもFLAGの2台は快進撃。

1号車・K田店長

2号車・Fさん

Fさんに遭遇して引っ張られるように徐々にタイムアップをはじめるDANさん

立ちゴケ君チームの強力助っ人・
だいさん再スタート時に8位だった順位が一時、13位あたりまで落ちましたがDANさんのペースアップで
なんとか11位まで浮上。
ゴールが近づくにつれ、ある思いがよぎってきました。
転倒したまま終わると、次のレースにむけて絶対スランプになるよな・・・。
本来ならこのままDANさんがゴールするはずでしたが私のわがままでピットインのサインを出しました。
ホームストレートで自分に指差しながら「俺?」と目が???マークのDANさん。
しかしすぐにピットインしてくれました。
替わり際に「次のレースの練習として走らせて」と言い残しコースイン。
替わってすぐ、3コーナーの先でFLAGの1号車がコースアウト。
様子からすぐにガス欠とわかりました。歩いてコース外に出るK田店長。
赤旗前の早期ピットインでトップから7位まで落ちていた順位を3位まで上げていただけに残念。

石灰だらけのコースを練習のつもりで走る。
ペースは最初73秒台から徐々に上げて71秒フラットまであがりました。

ホームストレートでチェッカーフラッグが用意されていたのと、時計の針で次がファイナルラップとわかり
最後の気力を振り絞り走行を続けていました。
3コーナーの大量石灰ゾーンにさしかかり、慎重にコーナリングしていたら1台のマシンに当ててこられました。
「危な!」
転倒は免れましたがそのせいで3台ものマシンに抜かれる。
ちょっとばかりカチンときて追走するも、やはりその周でチェッカーが振られました。

家に帰ってリザルトを見ると、なんとその接触で抜いていったチーム、3秒差で8位じゃないですか!
更に便乗追い抜きしたチームが1秒差で9位。
アチラは順位を一つでも上げるために無茶してたんだとわかりました。
結局最後までとばっちりで10位に沈んでしまいました。
趣味のレースで当ててまで順位を上げる意味がわかりません。
最悪の場合、命まで落としかねない危険行為です。
ああいった行為が蔓延しないよう、主催者さんともよく話し合わないといけませんね。
最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、幸いな事に怪我も単なる打撲でしたし
序盤は本当に楽しく走れました。
土地勘が無いなか、時間が無いなか応援にきてくださったヒデジさん&気まぐれ工房さん、
いつものようにサポートしてくださったDANさんの奥様、
カメラ&ビデオ撮影隊のmizufujiさん&ウチの嫁さん、
そしてFLAGの皆さん・立ちゴケ君・だいさん・DANさん、
ありがとうございました。

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