今回の日記タイトル、「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈が
最終回で言った名台詞なのは有名ですが今日の私はそんな感じでした。
今年最後のレースとして
「2008"駅タイ"ミニバイク2H耐久レース第3戦TAMADA大会」
に出場しました。
朝は雨上がりで路面は完全にウェット状態でした。気温も低く、
どう考えてもタイヤがグリップするような状況ではありませんでした。

受付をさっさと済ませてピット近辺で暇潰し。

そしてレース前のブリーフィングでとんでもないことが・・・。
駅伝耐久のレギュレーションでは、車輌クラスに応じたハンディキャップがあるんですが
今回のエントリーはイコールコンディションのために変更になると。
ここまでは良かったんですが、その変更が
「一人で参加チームは3分間のピットストップ義務付けになります」
ちょっと待ってくださいよ!
今までのレギュレーションでは2時間の間に7分×2回のピットストップだったじゃないですか。
だから体力が持つと判断しての一人エントリーなのに
二人で組んでるところは一切の強制ピットストップ無しですからたまったもんじゃありません。
均等割りしても58分30秒走って3分休まされてまた58分30秒でゴール。
体力が持つわけないじゃん><
もちろんブリーフィング後にDANさんと抗議に行きました。
こちらの言い分は、「3分強制ストップさせられてる間に他のチームは4周できます。
なので、4周加算、もしくは他のチームも3分間強制ストップさせてください」
主催者側の返答は、検討させてくださいとのこと。
もやもやしてる間に、練習走行が始まりました。
天気予報からしたらレインタイヤに変えるのはNGなのでそのままのタイヤで走行する事に。
事前のタイスケよりも20分前倒しになってたのに気付かず5分くらい遅れてコースイン。
そして完全ウェットでタイムなんか出せたもんじゃありません。
周回もほとんどこなせず終了。
あとで電光掲示板みたら3番時計。
あんな走りで・・・。
主催者さんが、やはり今回は3分ストップになりますと伝えにきました。
ただし、申告制はやめてピットロードに入ってきたら、コチラで3分間の
計時を始めておきますという事で
実質的には10秒くらいはロスが減る感じでしょうか。
しかし納得いかん;;
タイスケよりも30分前倒しでスタートになりました。
慌しく準備してると充さんが応援に来てくれました。
いよいよスタートです。
今回はローリングスタートなので、前回のタカタのようなロケットはできません。
自分のポジションは4番手。一つ前の3番手は宿敵DANさんです。
最初からガンガン行く気でローリング中もペース配分してました。
先頭のペースカーが消えてグリーンフラッグが振られてスタート!
自分より前の3台中2台はタイヤウォーマー使用車輌でしたが
ペースがかなりスローだったので1周目の裏ストレートエンドからS字入口で
48番DANさんと12番広大生君をパス。
2周目に入って前は6番のKさんだけ。Kさんは10月のタマダ練習で知り合いになった方です。
彼もあっさりパスして3周目にはトップにたちました。
タイヤウォーマー軍団を蹴散らしての序盤での先頭は超気持ちイイw
その後は後ろが付いてこずに一人旅状態です。
順調に周回遅れも処理していきます。

DANさんの愛犬・ヒツジも真剣な眼差しで戦況を見つめます。

路面はハーフウェットになってきて、ペースは少しずつあがってきました。
が、ライバル達もそれは同じことなので上位4台は同一周回です。
30分のサインボードが出たあたりで膠着状態に。

一人参加の私やDANさんは、単純計算で1時間時点で2人参加チームを
2周遅れにしなければ勝ちが見えてきません。
ですが35秒離れたあたりでほぼ一定間隔のまま時間だけ過ぎていきます。
58分時点でピットサインが出ました。3周目以降ずっとトップを死守していましたが
2位のDANさんは同一周回、3位が1周遅れ、4位は2周遅れというマズイ展開。
サインから5分位して3分間の強制ピットインです。
この間にDANさんがトップにたちました。

ピットで止まっている間にユンケルを飲みました。
燃料は序盤のスローペースのおかげで補給無し。
充さんたちと少し話をして、30秒前の声が。
10秒前エンジン始動、そしてフラッグがあげられて猛然と再スタートです。
ピットストップで4位に後退。が、DANさんはこの後で強制3分が待ってるので問題無し。
問題なのは2人参加の2位・3位の2台です。
3位のマシンはちょっと頑張ったらすぐに抜けました。
DANさんもピットストップで、2位まで浮上。
この時点で1時間15分というところでしょうか。
DANさんがピットアウトして、3周ほどで追いつき骨肉の同チームバトル勃発。
前回のタカタから好調のDANさん、やはり一筋縄ではいきません。
が、周回遅れのラインミスのおかげでDANさんがやや失速、
そこをついて裏ストレート前の右でインにねじ込んで直線勝負。
裏ストレートエンドで譲らずに前を取りました。
何周かスパートするも付いてくるDANさん。
消耗戦の気配がしたので裏ストレートエンドで前を譲りました。
後ろからプレッシャー作戦で付いていっていると、ついにトップのマシンを捉えました。

DANさんも私もそのマシンを抜いて、ついにトップに返り咲きました。


これで私が1位、2位が71番、3位がDANさんです。
このまま行きたかったんですが体は疲労で言う事をききません。
私は周回遅れに邪魔をされて、そこを71番に突かれて2位にポジションダウン。

DANさんも徐々に遅れ始めます。

71番を追走し始めたのがおそらく1時間20分経過あたりで、DANさんと三つ巴があって
1時間40分あたりでは既に首・腰・膝は限界点にきていました。
71番とは常に3秒程度の差でしたが、体が動かないので周回遅れが出るたびに
間隔が広がってしまいます。
邪魔が居ない時には頑張ってなんとか接近するものの、もはやインを差す事すらできない状態です。
ラスト10分あたりで最後の踏ん張りをするも、どうしても3秒程度の差があります。
後でわかったんですが、このあたりで自己ベストが出ていました。

ラスト5分のサインボードが出た時点で、ついに限界を超えてしまいました。
体が動きません。
ストレートでさえ平衡感覚が無くなって流す事しかできません。
3位のDANさんとは1週半の差、2位狙いに切り替えざるをえません。
トップは変わらぬペースで周回を続け、このままではこちらも周回遅れにされるほど
ウェットの時より遅いようなタイムでしか走れません。
最下位のマシンにさえ抜かれるも、せめてトップと同一周回でゴールしようと
最後は気力だけでペースアップしました。
そしてついにチェッカーです。

最終結果、
1位・・・71番さんペア 152周 (優勝おめでとうございます^^)
2位・・・7番 私 152周
3位・・・48番 DANさん 150周 (次の駅伝に出る時は組みますか?)
5位・・・6番 K川さん 141周 (ホールショットおめでとうございます^^)
7位・・・12番 K藤君 128周 (ファーステストラップおめでとうございます^^)

ピットに戻って速攻で倒れました。


6月の耐久以来の表彰台に乗りました。

※目にモザイクがありますが、危険人物の集まりではありません
最後に記念撮影を。
左から、優勝した71番ペア、12番広大生K藤君、48番DANさん 7番私、6番K川さん


正直な所、本来のレギュレーションであれば勝てていました。
あるいは、今回のルールが最初からわかっていればDANさんと組んでいても勝っていたでしょう。
レース当日になっていきなりのレギュレーション変更にはどうしても納得がいきません。
が、自分にもっと実力があれば勝てていたんでしょうから
これからも精進しなければならないという事なんでしょうね。
最後になりましたが、応援にきてくださったプーさん、充さんと奥様・お子さん、
そしてDANさんの奥様、うちの嫁さん、ありがとうございました。